STUDENT VOICE

在学生の声

Voice #01

看護は単なる技術ではなく、
患者さんに安心感を与えること

看護学科3年課程
礪波さん (宣真高等学校出身)

授業では解剖生理学や病態学などの基礎的な知識を学びそれを実際の看護にどう活かすかを考えています。また、演習ではバイタルサイン測定や基本的な看護技術を学び、どう対応すべきかを試行錯誤しながら実践しています。1年時の基礎看護学実習Iでは、看護師の仕事を間近で体感することができました。看護とは単なる技術提供ではなく、患者さんとの信頼関係を築くことで初めて成り立つものなのだと肌で感じました。そこで、患者さんに安心感を与えるため、心のケアを大切にしています。

また、そのためにはコミュニケーションが重要です。患者さんとの関わりでは、一方的に話すのではなく、相手の気持ちに寄り添い、共感し、信頼関係を築くのが大切だと学びました。医療技術や知識を習得するための日々の学習は難しいこともありますが、友達と苦手な部分を教え合うことで解消しています。勉強も遊びもアルバイトも、勉強と息抜きのバランスをしっかり取ることで充実した大学生活を送っています。 今後は患者さん一人ひとりの状況や気持ちに寄り添い、安心して任せてもらえる看護師として成長したいです。

Voice #02

知識も実践も。勉強することは、
多いですが充実した日々です。

看護学科3年課程
さん (大阪府立堺西高等学校出身)

1年生の時は看護師に必要な「解剖生理学」「病態学」などの専門基礎科目、「成人、老年、地域、在宅看護」などの概論を学びました。看護学科の科目は課題が多く最初はとても大変でしたが、毎日計画を立てコツコツと取り組むことで、できるようになってきました。また、冬には初めて臨地実習に行きました。実習では、患者さんと良い関係をつくるためのコミュニケーションの取り方を学びました。一方的に患者さんに話すのではなく、相手の話を聴くことを大切にして会話することで、よりよい関係を作ることができました。コミュニケーションをとり、患者さんに寄り添うことの大切さを実感しました。初めてのことだらけで大変なこともたくさんありましたが、とても多くの学びがあった実習でした。

私は、専門知識にたけ、患者さんに信頼される看護顔や保健師になることをめざしています。専門的な勉強が増える2年生の授業では、自分なりに一生懸命頑張っていきたいです。

Voice #03

看護などの支えが、
挑戦の可能性を無限に広げるのだと知った

看護学科2年課程
笠原さん (藍野高等学校出身)

藍野大学短期大学部で学んだことは、基本的な看護技術や身体の知識だけではありません。特に印象に残っているのは、オムツ交換の演習と小児看護学方法論の授業です。オムツ交換演習では業者の方に直接使い方や選び方を教えていただく、貴重な機会でした。小児看護学方法論では実際にデイサービスの方が授業に来て、重症心身障害児童と過ごす日々を紹介してくださいました。私はそれまで、教科書に掲載されている疾患の重さばかりに視点を置いていて、重症心身障害児童が看護師の補助によりプールに入ったり、お祭りを楽しんだりすることができると思っていませんでした。疾患や障害を持っていても、周りがサポートをすることで、できることが増え、物事に挑戦することへの可能性は無限大であることを知りました。そして看護とはその人の持てる力を最大限に引き出し支えていくことができる素晴らしい職業だと学びました。

私はこのような経験から、疾患を患い苦しんでいる人をみて、苦しい思いをして欲しくない、みんなが健康で笑顔で過ごして欲しいと強く思うようになりました。そして、病気等の予防などに重点をおいている保健師という仕事に興味を持ちました。将来は保健師として地域の方の健康を維持・向上できる保健活動を行っていきたいと考えています。

Voice #04

知識・スキルだけではない、
学びを得られました。

看護学科2年課程
井田さん
(藍野高等学校出身)

高校在学中はコロナで実習に行くことができず、1年生の後期に初めて基礎看護実習に行きました。3週間の実習は不安でいっぱいでしたが、一緒に学ぶ仲間と先生方のサポートで乗りこえることができ、実習を通して自分のなりたい看護師像がより明確になりました。より専門的な内容を学び、患者さんにより良いケアができるよう、チームで協力して看護師としての役割を考えることが必要であると学んでいます。

卒業後は、地域の病院に勤務し、直接患者さんとその家族の心身の健康をサポートすることが目標です。看護師以外の他職種と協力し、的確なケアや治療を提供し、生活の質を向上させていけるような看護を行っていきたいと考えています。また、看護師になっても自分の看護を追求し、専門知識や看護技術の学びを継続していきたいです。医療は常に進歩しているので、最新の情報や技術を日々吸収していくことが重要だと考えています。看護師としての道は楽しさや喜びだけでなく、悩むことや壁に直面することもあるかと思います。それでも患者さんからの「ありがとう」の言葉は看護師としての大きなやりがいに繋がると思っています。これからも成長し続け、 患者さんやその家族に信頼される看護師をめざします。

Voice #05

チームのみんなで取り組み
納得のいく地域診断にたどり着く

専攻科
髙瀬さん
(兵庫県立日高高等学校出身)

専攻科はみんなが同じ方向を向いています。保健師になるための就職活動は簡単ではありません。しかし、自然とみんなで意識を高めたり、お互いに応援しあったりと、頑張り切れる環境が藍野大学短期大学部の専攻科の魅力だと思います。授業では特に、公衆衛生看護実習Ⅱで行った地区踏査と地域診断が印象に残っています。実習地域を歩き、住民の方がどのような環境で生活しているのかを観察しました。観察で感じた疑問や課題をデータと照らし合わせ、多様な側面から健康課題を明確にする過程を学びました。次第に予測できる潜在的な問題にも着目するようになり、問題解決の優先順位や地域の強みを捉える視点についても考えられるようになりました。

その中でチームワークの大切さも学びました。グループで協力し合いながら何十回と修正を繰り返したことで納得のいく地域診断にたどり着きました。その他にも放課後は友だちと図書館や教室で一緒に勉強したり、実習前にはグループワークを行なって準備をしたりすることもありました。友だちと笑う時間がとても楽しく、ストレス発散にも頑張る力にもなりました。卒業後は地元で保健師になります。「この人になら相談したい」と思ってもらえる保健師になることです。そのために寄り添う姿勢を大切に、日々精進したいです。予防などに重点をおいている保健師という仕事に興味を持ちました。将来は保健師として地域の方の健康を維持・向上できる保健活動を行っていきたいと考えています。

Voice #06

実習で地域生活の実態や、
多職種との連携を学びました。

専攻科
庄野さん
(長崎県庁 内定)

対象者さんのご自宅を継続的に訪問する公衆衛生看護学実習Iでは、事前に訪問計画を立案し、先生方にも指導をいただきながら実習に取り組みました。対象者さんは、歌うことが好きで、いつまでも自分のことは自分でしたいという思いがあり、対象者の方が楽しくロコモティブシンドローム予防に取り組んでいただけるよう、歌に合わせた体操ができる媒体を作成しお渡ししました。実践的な実習を通して、対象者さんとのコミュニケーションや情報収集、アセスメント、訪問計画の立案・実施・評価の方法を学ぶことができました。また地域で生活する方々の実態や保健師としてのかかわり方、多職種との連携について学ぶことができました。

卒業後は、長崎県庁に就職します。配属先はまだわかりませんが、どの分野に配属されても、対象者の方の立場に立って考え、接することができる保健師になりたいです。また、地域の方々に保健師という存在を知っていただき、困り事があった時に思い出して相談していただけるような関係づくりをしていきたいです。