STUDENT DATA
数字で見る第一看護学科
第一看護学科の就職率
2020年度実績
就職意志のない者を除く
学生の男女比
2021年4月時点
学生の年代比
2021年4月時点
奨学金制度の利用率
2021年2月時点
学生の出身地比率
2021年2月時点

アルバイト比率
2019年3月時点

第一看護学科では、卒業後に看護師として従事することを前提に、准看護師から看護師へのステップアップをするために、専門的知識と技術の修得、生命の尊厳を基盤とする倫理観、豊かな人間力を養い、ヒューマンケアを中核としたより実践的な看護の知識技能の修得を図ります。また、チーム医療の中で看護の役割を果たすことができる人材育成を目指します。
POINTS OF LEARNING
実習は主に本学から近くの関連病院で行うため、時間にゆとりが生まれ学びに集中できます。その他、茨木市を中心とする多彩な病院、施設も実習先として提携しています。
多様な経歴・職歴を持つ教員が多く、質の高い授業が魅力。専門領域ごとに本学教員のみならず、各専門領域の医師、専門看護師、認定看護師などの講義も受けることができます。
STUDENT DATA
2020年度実績
2021年4月時点
2021年4月時点
2021年2月時点
2021年2月時点
2019年3月時点
QUALIFICATIONS THAT CAN BE OBTAINED
准看護師から看護師を目指せるのが第一看護学科。
国家試験に向けたさまざまなサポートも整い、教職員一丸となって2年間で合格へと導きます。
医師の診察にもとづき、診察や治療のサポートを行うだけでなく、高度化・専門化する医療体制のなかで、患者さんと医療スタッフ間のコミュニケーションを円滑にし、患者さんの相談や指導などといった心のケアも看護師の大切な仕事です。看護の知識や技術だけでなく、患者さんの立場に寄り添った看護が期待されています。
働く場所
病院・診療所、訪問看護ステーション、介護保険施設、社会福祉施設、看護の教育機関など
看護師が主に病気の医療をサポートするのに対して、地域に住む住民の保健指導や健康管理をおこなうことが主な仕事です。
働く場所
保健所、保健センター、企業などの健康管理室、病院・健診機関、保健師の教育機関など
主に病院に勤務し、妊産婦や新生児への保健指導、お産の介助、出産後の新生児や乳児ケア・育児指導などをおこないます。
働く場所
病院・診療所、助産所(開業が可能)、助産師教育機関、保健所、保健センターなど
より一層勉学を希望する学生は、本学の専攻科(地域看護学専攻)へ内部進学をし、保健師の資格取得を目指すこともできます。 また、外部進学をすることで、学位「学士(看護学)」の取得や保健師、助産師を目指すことも可能です。
STUDENT VOICE
Student
Voice
小学生の時にケガで病院へ行き、そこでケアしてくれた看護師さんの姿に憧れて看護師になることを決意。まず藍野高等学校へ進学し准看護師となり、最短2年間で看護師資格を目指せる点に魅力を感じて第一看護学科へ内部進学しました。自分の成長を特に感じたのは基礎実習です。担当した患者さんは、手指の動きを制限する器具を装着されていて、コミュニケーションを取ることが難しい方でした。少しでも快適に過ごしていただく環境を提供するには、知識を学ぶだけではなく知識を応用させて「この患者さんにとって」何が必要かを考える力が必要なのだと学びました。これからは入職先で、いつも笑顔で明るく、患者さんの心に寄り添える看護師になれるよう頑張ります。
第一看護学科では、2年間という短期間でさまざまなことを学びます。日々の課題や実習、国試対策など忙しく大変ではありますが、何事も早めに準備して臨めば大丈夫。みんな仲良く和やかな雰囲気で、何でも相談できるクラスメイトや先生がたくさんいる心強い環境です。濃密な時間を一緒に過ごす仲間たちは、きっと一生の友人になりますよ。
社会医療法人仙養会 北摂総合病院 内定
(2021年3月時点)
2年生 橋本さん(藍野高等学校出身)
CURRICULUM
看護師国家試験合格に向けた学習、そして、的確な判断をするための知識と、安全で正確な技術の実践修得を目指します。
さらに、関連病院との連携により、質の高い実習を実施しています。
教室での講義、演習を中心に基礎をしっかりと身につけます。また、基礎領域で学んだ知識や技術をもとに基礎看護学実習に臨みます。
1年次の基礎学習をもとに専門分野(成人・老年・小児・母性・精神)と統合分野(在宅・統合)の臨地実習に取り組みます。
PICK UP
基礎看護学実習
看護師としての基本的態度を身につけることを目的とし、対象1名の患者さんを受け持ち、自らが立案した看護計画に沿って実践します。患者さんと信頼関係を築きあげる「思い出深い実習」となるように、実習指導者と引率教員がしっかりと指導します。
各論実習
約半年間をかけて6領域(成人・老年・小児・母性・精神・在宅)の看護実践能力を身につけます。グループ関連施設での実習はもとより、大阪府内の基幹病院をはじめ、地域に根ざした総合病院や急性期医療施設、小規模多機能地域密着型施設などで実習を行います。実習先での学びをとおして学生各々の看護観が育まれ、同時に人としての成長にもつながります。
統合実習
各論実習では一人の患者さんを看護しますが、統合実習では複数名の患者さんを受け持ち看護していきます。また、個々の患者さんの状況について優先順位を決め、安全・安楽な看護の提供・看護管理・他職種との連携など、分野別実習を行うことでスキルを修得します。看護師を目指した時の気持ちを忘れず、理想とする看護師像に近づけるよう引率教員とともに学ぶ最後の実習です。
災害看護学研修
国家試験の必修出題とされている救命処置などをはじめとする「災害救護」を中心に課外学習を行います。災害救護を想定した研修内容に加え、JICA(国際協力機構)などで経験のある専門看護師より講義を受けることで、実際に災害救護活動が可能な看護師を目指します。
ゼミナール
グループごとに、テーマ設定し、文献レビューやディスカッションを行います。また、学外の医療展に参加し、実際に自身で体験することで学びを深め、ポスター作成にて成果を発表します。
成人看護学方法論 II
成人看護学における急性期からリハビリテーション期、慢性期、終末期に至る看護に必要な知識を身につけます。また、対象の患者さんとその家族の看護について理解し、講義と演習をとおして学びます。
看護学概論
看護の基礎として歴史的な変遷、看護の概念、看護の構造や機能役割について体系的に学習します。患者さんを取り巻く医療チームにおける看護の役割と連携について学習し、看護職としての自己の看護観を養います。
老年看護学方法論
高齢者に特有な治療、疾患についての看護を理解し、高齢者の健康問題についてQOL(Quolity of Life)を考慮したその人らしい生活を支援するための看護過程展開の方法について学びます。
小児看護学方法論
小児看護に必要な基礎知識である解剖生理を学習し、小児に特有な症状、疾患、障害および健康の段階に応じた看護を理解します。また、疾病の経過や予後を見据えたうえで、小児と家族の看護計画について考えます。
TRAINING SUPPORT
実習先が通学圏内のため、時間にゆとりを持って学びに集中できる環境です。
また、引率教員が全面サポートし、安心して実習に取り組むことができます。
TRAINING ENVIRONMENT
本学では実習を行うにあたり引率教員と実習指導者との綿密な打ち合わせを行うほか、全実習先に教員が付き添っての学生サポートを実施しています。また、事前に学内でマナー講座等を行い実習に備えることや、実習後も学内施設を19時まで開放しているため、実習記録の作成や予習・復習が可能な環境が整っています。
など
NATIONAL EXAMINATION MEASURES
2年間で即戦力となる知識の取得、そして、看護師国家試験合格に向けて全力でバックアップします。
TRAINING ENVIRONMENT
看護師国家試験に向けて入学時から勉強方法や勉強習慣を身に付け、模擬試験で自身の弱点を理解し克服します。また、知識豊富な外部専門講師の対策講座により、最新の試験傾向の変化にも対応した知識を獲得します。さらに、チューター制による少人数での教員個別指導を行うことで、自信をつけ万全な状態で国家試験に臨みます。
本学の国家試験対策は専門講師による問題解説講義を中心とした一方向による授業だけでなく、学生同士双方向に教え合い、学ぶことができる内容等を取り入れています。
GRADUATE MESSAGE
「あなたならできる」
先生や仲間に支えられた
充実の2年間が、
今の私につながっています。
看護師を仕事にしようと考えたのは中学生の時。進路に迷っていたところ、介護士だった母親に勧められたからです。人の役に立てる、手に職をつけられることが魅力で藍野高等学校へ進学。さらにオープンキャンパスで先生たちの親身な対応が決め手になって、第一看護学科に進むことを決めました。
第一看護学科は先生と学生の距離が程よくアットホームな雰囲気である一方、学びに関して本気の人ばかりが集まる場でした。印象深かった出来事は、実習で患者さんとのコミュニケーションや”一人ひとりに合わせた個別性のある看護”の実践に挑戦した時のこと。当時の私には難しく苦戦したのですが、仲間や先生がさまざまなアドバイスをくれて、納得できる結果につなげられたことが良い思い出です。
今は脳卒中ケアユニットに勤務し、発症したばかりの患者さんを集中的に看護しています。急変もあり得るため、「成人看護の急性期看護」の授業で手術後の管理などをしっかり学んだことが役立っています。また第一看護学科では最短2年間で看護を学ぶために、実習や国試勉強、就職活動を並行して進めます。当時はとても大変でしたが、今になってその経験が力になっていると感じます。というのも、看護の現場では多重課題に直面することがよくあります。忙しい中でも優先順位を決め、的確に対応できる力は現場での自信になっています。
医療法人 弘善会 矢木脳神経外科病院
脳卒中ケアユニット(SCU)勤務
看護師
柳さん
2020年卒業
心のケアにも気を配りながら
脳卒中は突然発症する疾患であるため、身体的な介護はもちろん精神的なケアも重要。一人ひとり心身状態が違う患者さんに向き合うのは難しいですがやりがいを感じます。
スキルアップを目指し今も勉強中
身体状況の把握や自体の予測を正確に行い、重症患者さんのケアに自信を持って臨めるように、病態生理や検査データの知識を深めています。
MESSAGE TO JUNIORS
私は学生時代、本当に看護師になるか迷った時期がありました。大きな責任を伴う仕事であること、また男性が少ないことに気後れしたからです。でも今は看護師になって良かったと心から思います。看護師は本当に素晴らしい仕事です。少しでも興味がある人は、ぜひその思いを大切に進んでください。