准看護師から看護師をめざす
准看護師と看護師についてご存知でしょうか。
皆さん、「准看護師と看護師」について、仕事内容や進学について、ご存知でしょうか。准看護師・看護師ともに、傷病者や妊産婦の療養上の世話や診察の補助を行い、「人を看る」ことで人の生命を預かり、支える大切な仕事です。全国、そして世界においても重要な仕事として位置づけられています。少子高齢化、地域医療の拡大など看護師需要は高まり、2020年以降新型コロナウイルス感染症対策対応により、看護師の役割や存在がより一層クローズアップされました。
このページでは「准看護師と看護師の違い」「資格取得後の活躍の場」「准看護師から看護師になるには」について概要をご紹介します。
准看護師と看護師の違い
DIFFERENCES BETWEEN ASSOCIATE NURSES AND NURSES
准看護師と看護師の違いは、資格の種類と指示の必要性の有無で、准看護師が行う業務は医師や看護師等の指示が必要とされています。また、看護職には保健師、助産師、看護師、准看護師の4つの資格がありますが、保健師と助産師になるためには看護師資格が必要となり、准看護師資格ではなれません。
資格取得後の活躍の場
PLACE OF ACTIVITY
今後の超高齢社会において、准看護師、看護師は地域の医療を支えるため、ますます重要な役割を担うことが期待されています。その活躍の場は、病院診療所介護施設など訪問看護ステーション学校保健所市町村など実にさまざまなところがあります。ただし、「准看護師」においては施設形態や雇用形態によっては求人も少なく、給与による差も顕著です。なりたい看護師像とかけ離れる可能性もあります。
准看護師から看護師になるには
TO BECOME A NURSE
看護師の資格を取得することで、就職できる対象や、活躍の場が広がります。また、自分の判断でできることが増え、やりがいを感じられます。さらに、収入や待遇の向上、キャリアアップにも影響します。看護師になることで保健師、助産師を目指す進学の他、より看護の質の向上を目的として専門看護師、認定看護師、認定看護管理者といった資格もあります。医療の高度化や専門分野化が進む中で、現場で身につけた知識や技術を磨き、専門性を高めるキャリアアップの選択肢の1つとして近年増加しています。
准看護師から看護師を目指すには、看護師学校養成所2年課程を修了し、看護師国家試験に合格する必要があります。
通常、看護師国家試験を受験するためには3年以上の教育を受ける必要がありますが、准看護師の課程を修業することで、最短2年で受験することが可能です。2年課程には、全日制、定時制(昼間・夜間)、通信制があります。
全日制は主に平日の日中に授業を行うことで准看護師資格取得後、最短2年で看護師資格を取得することができます。定時制は昼間・夜間とあり、3年間のカリキュラムのため学校により授業の曜日や時間は様々です。そのため、准看護師として勤務をしながら看護師国家試験に臨む方も少なくありません。
通信制は文字通り通信教材による学習と決められた登校日による座学授業、実習により2年で看護師資格を取得することができます。ただし、受験要件として准看護師としての実務経験が7年以上となっています。その他、学校種別により学費や卒業後の学位有無も異なります。進学のための給付金や奨学金、学生寮などの学生生活のサポート面など、しっかりと計画を立てて進学の準備をしましょう。
進学にあたっては学校が実施する学校見学会やオープンキャンパスの参加、病院奨学金においては病院見学などに参加することで、実際に見て聴いて感じることでより詳細な情報を集めて検討することが可能です。
藍野大学短期大学部は、全日制2年で准看護師から看護師を目指すことができる国内唯一の短期大学です。充実したカリキュラムや実習、国家試験に向けたさまざまなサポートも整っています。
さらに、本学の専攻科(地域看護学専攻)へ内部進学(※)することで、保健師の資格取得を目指すこともできます。また、同グループの藍野大学キャリア開発・研究センターでは認定看護管理者養成も行っているため、卒後のキャリアアップに踏み出すことも可能です。詳しくは、第一看護学科ページをご覧ください。
※選考あり