卒業生メッセージ
重篤な救急患者を相手にするからこそ、
安心させられる看護師になりたい
中河内救命救急センター勤務
看護学科3年課程〈2024年卒業〉
芦田さん
私は現在、救命救急センターで1年目の看護師として働いています。救命救急センターは、重篤な救急患者を24時間体制で受け入れる場所です。突然の受傷によって入院している患者さんがほとんどです。そのような緊張が走る状況の中、大切なのは患者さんやそのご家族とのコミュニケーションです。信頼関係を築き、安心感を与えられるように日々意識しています。コミュニケーションの大切さを身をもって知ったのは、大学での先生との交流でした。先生との距離がとても近かったこともあり、休み時間や放課後にも気軽に相談をしたり、他愛もない談笑をしたりすることがありました。治療の上で必要な話だけでなく、良好なコミュニケーションをとることで、患者さんに安心感を与えることができるのだと実感しました。
看護師には、コミュニケーション能力は必要不可欠です。患者さんやそのご家族と信頼関係があれば、治療に必要な情報を引き出しやすくなるからです。一見すると些細な情報でも、治療につながることがあります。看護師を目指すのであればまず、「自分はどういうときに安心して話しているだろう」と一度考えてみてほしいです。
信頼される
看護師をめざして
市立東大阪医療センター勤務
看護学科3年課程〈2025年卒業〉
今西さん
大学時代に学んでよかったことのひとつは、コミュニケーション能力です。実習で患者さんと関わる中でも多くの学びがありましたが、グループワークや人前での発表の機会が多く、そのような経験を通してスキルを身につけることができました。医療現場ではコミュニケーション能力は必要不可欠です。現在働いている病院は急性期病院であるため、迅速な対応が求められる場面が多いです。そのような環境の中では、多職種の方々と連携しながら患者さんのケアを行う必要があり、コミュニケーション能力はとても重要なスキルになってきます。
また、日常の何気ない会話から患者さんの異変に気づくことがあります。循環器病棟では、心不全や心筋梗塞の患者さんに生活指導を行う場面も多く、相手に寄り添ったコミュニケーションの大切さを日々実感しています。今後は、急性期病院で臨床経験を積みながら、より高度な判断力や専門的な知識・技術を身につけていきたいと考えています。そして、患者さんやそのご家族の思いや背景に寄り添い、信頼される看護師を目指して努力していきたいです。
全ての領域での実習で
コミュニケーションの大切さを学びました
藍野病院勤務
看護学科2年課程〈2024年卒業〉
今富さん
学生時代で一番印象に残っているのは実習です。すべての領域で実習に行くことができ、領域ごとに病棟の印象が全く違うことに驚きました。どれだけ座学で勉強していても、実際に患者さんと接することでしかわからないことがたくさんあります。この経験から、現在看護師として働く中で、患者さんとコミュニケーションをたくさん取り、より深い思いを教えていただけるような関係を目指しています。
また、実習は病院や病棟の雰囲気を知ることができる良い機会だと感じています。現在は主に、患者さんの療養生活の援助やドクターの補助をしています。できるだけたくさんの患者さんに笑顔で話しかけ、コミュニケーションをとるよう、これからも努力したいです。
幅広い実習先での
学びが活きています
大阪府済生会吹田病院勤務
看護学科2年課程〈2025年卒業〉
花岡さん
学生時代の思い出は、半年近く実習に行っていたことです。情報収集・看護計画・関連図……などについて、例を挙げるとキリがないくらい、当時はご指摘を実習先からいただきました。その当時は「なんでこんなに言われるのだろう」「こんなに言われる意味はあるのだろうか」と考えていました。しかし看護師となり働いていく中で、その時のことが今に生きていると感じることが多いです。その他にも、私は提出物の提出を忘れてしまったり、講義中に眠ってしまうことも時折ありました。
そのため職員室に足を運ぶことは珍しくなかったのですが、そのようなときに先生は私に向き合って指導をしてくれました。その指導のおかげで、今の看護師としての私があるものと実感しています。愛情を持って指導をしてくださった先生方には感謝しかありません。また、入職当初は救急外来勤務でしたが、今は小児病棟で働いています。学生時代に小児から成人、在宅看護まで幅広い実習を行なってきたおかげで、予備知識があります。学んでおいてよかったです。
伝える力と傾聴力を高めるため
今でも経験を積み重ねています
長岡京市役所勤務 保健師
専攻科〈2024年卒業〉
大場さん
学科の学びはどれも実践に活かせることばかりです。知識を学んで実践するまでの期間が凝縮されていて、概論や方法論などの座学も、新鮮なうちに実践できます。また、学生同士で考え経験を積む機会が多くあります。実際に保健師になって、対象者の思いを想像したり、どんな言葉をかければ良いか考えたりしたことが役立っています。特に印象に残っているのは健康教育で、どんな相手に何を伝えるのか、どのような伝え方が印象に残るのかなどを考えました。グループで意見を出し合った実習や、健康教育の発表会を通じて、保健師としての考え方を身につけました。
現在は主に母子保健を担当しています。対象者やその子どもが元気で安心して暮らせるよう、特に対象者の強みを見つけて認めることを大切にしています。対象者の不安を取り除けなかったり、うまく伝えられなかったりと、反省することもあります。しかし、安心して頼ってもらえる保健師になるため、振り返ったり、先輩に助言を求めたりと、日々努力しています。大学で学んだ保健師の土台を活かし、日々の積み重ねを大切にしたいです。
誰もが自分らしく
健康に暮らせるように
奈良県平群町保健センター勤務 保健師
専攻科〈2025年卒業〉
坂口さん
最も印象に残っているのは、実習グループで地域の情報を収集・分析し、課題を抽出する「地域診断」の演習です。統計データを集めるだけでなく、実際に地図を手に地域を歩き、土地や交通の特徴をつかんだり、住民の方からの情報などから課題を導き出す過程は、保健師としての視点の基礎となりました。また、グループワークではメンバーそれぞれの考えを聞く中で、「そんな見方があったのか」と驚かされることが多々ありました。自分とは異なる視点や意見に触れることで、物事を多角的に捉える大切さを学び、一人では気づけなかった考え方を知り、視野が広がったと感じています。
現在、行政保健師1年目として業務に従事していますが、この「生活の場を五感で捉える姿勢」の重要性を日々実感しています。現場では数値化できない住民の方々の「生活の質」に触れる機会が多く、学科で培った多角的な視点が、自分なりのヒントになっています。今後の将来像としては、日々の関わりを通じて住民の方から信頼を得ることを目標としています。将来的には、一人ひとりとの関わりの中で気づいたことを地域全体の取り組みに活かし、誰もが自分らしく健康に暮らせるようなお手伝いができる保健師へと成長していきたいです。